Tableauのなかでも初期に壁にぶつかる「LOD表現」。
Tableauのページでは詳細レベル表現と解説がありますが、データの取り扱い経験が少ない方にとっては理解が難しい機能と思います。
ただこの機能を使いこなせれば脱初心者、中級者といっても過言ではないところになります。
そこで本記事ではLOD表現の中の一つ「INCLUDE関数」について使い方を紹介していきます。
INCLUDE関数の記載方法
INCLUDE関数は下記で記載で使用します。
{ INCLUDE [ディメンション] : 集計式 }
指定したディメンションで集計が行われる関数で、別記事で紹介しているFIXED関数とよく似た説明となっていますが、FIXED関数はビューで表示しているディメンションを無視します。
一方でINCLUDE関数はビューのディメンションは無視しないので、集計結果が異なってきます。
実際にこの後の使い方を見ながら理解いただければと思います。
INCLUDE関数の使い方
実際にデータを見ながら使い方を解説していきます。
カテゴリ別売上を表示します。
カテゴリはサブカテゴリをまとめたもので、1サブカテゴリがどれくらい売上があるかを感覚的にとらえたいといったシーンを考えています。
そこでサブカテゴリの平均を計算したものを追加していきます。
INCLUDE関数を利用して、計算フィールドを作成します。
平均集計を行い、表示したものがこちらになります。
詳細割愛しますが、家具のカテゴリには4サブカテゴリが紐づいているので、売上81,166,998を4で割った値が表示されていることがわかります。
ビューで設定している「カテゴリ」に加えて、「サブカテゴリ」のディメンションで集計できており、こちらがINCLUDE関数の特徴になります。
まとめ:LOD表現のINCLUDE関数使い方
LOD表現のINCLUDE関数の使い方を紹介しました。
取り扱いが難しいですが、実際に例のように操作してもらうとイメージがわくかと思います。
LO表現を使用できるようになると集計・分析の幅が広がりますのでぜひ覚えてください!
今回のLOD表現も含めTableauの学習にはUdemyや書籍がおすすめです。
私もスキルアップでかなりお世話になったコンテンツですのでぜひ参考にしてください!