仕事が多い、やることが多いと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが今回紹介する本「エッセンシャル思考」。
エッセンシャル思考はより多くの仕事をこなす方法ではなく、ものの見方を変えて正しいことをやりとげる技術です。
おすすめ本からポイントを抜粋しながら、エッセンシャル思考を紹介していきますので気になる方はぜひ読んでください。
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考はより多くの仕事をこなす方法ではありません。
自分の時間やエネルギーを正しいことに効果的に配分し、最大の成果をあげることになります。
本当に重要なことを見極め、それを確実に実行する方法・考え方がエッセンシャル思考です。
エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考は比較するとこちらになります。
非エッセンシャル思考 | エッセンシャル思考 | |
考え方 | みんな・すべて | より少なく、しかしより良く |
行動 | やることを でたらめに増やす | やることを 計画的に減らす |
結果 | 無力感 | 充実感 |
こういった考え方を身に着けていくにはまず次のような考え方にシフトしていくことを勧めています。
「やらなくては」 → 「やると決める」
「どれも大事」 → 「大事なものはめったにない」
「全部できる」 → 「何でもできるが、全部はできない」
このような考え方びシフトし、本にも記載されているとテクニックを実践していければエッセンシャル思考に近づいていくことができます。
気になったポイント
本の中では、1章で「エッセンシャル思考とは」を紹介し、2章からエッセンシャル思考実現のためのテクニックを紹介しています。
- 2章 見極める技術
- 3章 捨てる技術
- 4章 しくみ化の技術
実践していきたいテクニックが多くあった一方で、すでに実践していてうまく回っているテクニックもありました。
そんな実践してうまく回っているテクニックを抜粋して紹介します。
考えるためのスペースをつくる
多くのものから少数の重要なことを見極めるためには、誰にも邪魔される考える時間が必要となります。
ただこの忙しい世の中でもあるため、あえてその時間をとらないと考える余裕はありません。
私も仕事で予定をきつきつに入れていた時期がありましたが、そういった時期は多くを仕事をしていたつもりですが、逆に考える時間がなく一つ一つの仕事が疎かになっていました。
しっかりと仕事をこなしたいときだからこそ、しっかり考える時間・静かに考える場所を意識的に取ったことで、うまく回るようになりました。
最悪の事態を想定する、バッファをとる
非エッセンシャル思考の人は条件に恵まれたケースを前提に希望的観測で物事を想定しています。
一方でエッセンシャル思考の人は想定していないことが起きると考え、バッファをとって計画します。
大切なのはリスクマネジメントです。
本の中でも紹介されていましたが、
- どこにリスクがあるか
- 物や人がどんな危険にさらされるか
- どの程度傷つくか
- 経済的負担は
- リスク軽減するにはどのような方法をとるべきか
こういったことを考えれば少しでもバッファを取ろうという考え方になりますし、リスク対策をとることができ、大きな失敗を防げて、日々の仕事を余裕をもって行うことができるようになります。
小さな一歩を積み重ねる
多くを求めてなんでもがんばろうとしすぎることはないでしょうか。
また、完璧を目指して最初から大きくはじめようとしていはいないでしょうか。
多く、大きくやろうとするとどうしても動きが鈍くなりますし、一発で大きな成功が得られる方法なんてものはありません。
大切なことは小さなことを積み重ねていくことで、その結果が大きくなります。
最初から一発当てようと大きくはじめるのではなく、小さく着実に進むことが成功への近見です。
おすすめ本:エッセンシャル思考
おすすめ本「エッセンシャル思考」を紹介しました。
自分自身も実践できているテクニックを3つほど紹介しましたが、他にも多くのテクニックが紹介されています。
他のテクニックが気になった人、多くの仕事をこなそうとしてパンクしている人にはおすすめの一冊ですのでぜひ読んでみてください。