Tablaeuの機能の中でもよく使う機能のフィルター。
フィルターと一言で言っても、Tableauには様々なフィルターがあり用途も少しずつ異なります。
フィルターを適切に使用すれば、パフォーマンスの改善やデータ量の削減につながります。
そんなTableauのフィルターやその種類を紹介していきます。
フィルターの種類はTableau Desktop Specialistの資格でもよく出題されるので、資格取得を目指している方はぜひおさえたいところです。
フィルター
ビューの位置を表示したい・表示させたくないといったときにフィルターを使用します。
このフィルターにはいくつか種類があり適切なフィルターを使用することでパフォーマンス向上につながります。
抽出フィルター
抽出接続するデータに対してかかるフィルターになります。
データソースから取得する際にかかるため、データ量の削減、パフォーマンスの改善が見込めます。
データソースフィルター
データのライブ接続、抽出接続で取得したデータソース全体に対してかけられるフィルターです。
データをシートに読み込む目前にかかるフィルターというイメージになります。
必要なデータのみに絞れて、パフォーマンスの改善が見込めるフィルターです。
コンテキストフィルター
コンテキストフィルターは各シートで最初にかかるフィルターとなります。
上位・下位のNフィルターを使用するときによく用いられます。
ディメンションフィルター
名前の通りディメンションにかかるフィルターとなります。
フィルターシェルフでよく使用するフィルターの一つです。
メジャーフィルター
ディメンションフィルター同様、メジャーにかかるフィルターとなります。
こちらもフィルターシェルフでよく使用するフィルターの一つです。
表計算フィルター
表計算を使った計算フィールドを使うフィルターとなります。
データをフィルターするのではなく、ビューをフィルターすることが特徴です。
フィルターの順番
ここまで紹介してきたフィルターと関係する処理は、Tableau内では上記の順で実行されます。
Tableau初心者ですとディメンションフィルターやメジャーフィルターのみを使用しがちですが、データ量をおさえるのであれば、抽出フィルターやデータソースフィルターを活用していきましょう。
また、上位NやLOD計算のFIXEDを使用したい場合はコンテキストフィルターもうまく活用していきましょう。
この処理順を正しく理解して処理を組まないと、意図した表示結果にならないので注意しましょう。
まとめ:Tableauのフィルター
Tableauのフィルターやフィルターの種類、処理の順番について紹介しました。
最初のうちはディメンションフィルターやメジャーフィルターを使いがちですが、Tableauに慣れてきたら適切なフィルターを使用し、パフォーマンスを考慮していきましょう。
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