Tableauのなかでも初期に壁にぶつかる「LOD表現」。
Tableauのページでは詳細レベル表現と解説がありますが、データの取り扱い経験が少ない方にとっては理解が難しい機能と思います。
ただこの機能を使いこなせれば脱初心者、中級者といっても過言ではないところになります。
そこで本記事ではLOD表現の中でもEXCLUDE関数を具体例を紹介しながら解説していきます。
EXCLUDE関数の記載方法
EXCLUDE関数は下記で記載で使用します。
{ EXCLUDE [ディメンション] : 集計式 }指定したディメンションを除いて、集計が行われます。
可視化する際に細かくディメンションを指定していきますが、その際にこのディメンションは除いて集計したものを加えたいなというシーンがあると思います。
そういったシーンでこの関数がいきてきますので、次章で使い方含め紹介していきます。
EXCLUDE関数の使い方
実際にデータを見ながら使い方を解説していきます。
カテゴリ別、サブカテゴリ別売上を表示します。
カテゴリ・サブカテゴリで一番細かいサブカテゴリの単位で売上が表示されています。
このとき各カテゴリの売上合計はどれくらいなのか？それに対するサブカテゴリの売上割合はどれくらいなのかといったデータを表示したいといったことが考えられます。
そこで利用するのがEXCLUDE関数になります。
カテゴリ別の売上合計を集計したいときはサブカテゴリを除いて集計する形になるので計算フィールドでこちらを作成していきます。
表示したものがこちらです。カテゴリ別の売上合計が表示され、同一カテゴリであればサブカテゴリが変わっても数値が変わっていないことがわかります。
続いて売上割合です。すでにカテゴリ別で集計できる計算フィールドを作成しているので、下記のような計算フィールドを準備します。
表示するとカテゴリごとにサブカテゴリの売上がどれくらいなのかが割合でわかります。
※%表示に書式設定を変更しています。
ビューで設定している「カテゴリ」「サブカテゴリ」に対して、「サブカテゴリ」を除いて集計できており、こちらがEXCLUDE関数の特徴になります。
まとめ：LOD計算のEXCLUDE関数使い方
LOD表現のEXCLUDE関数の使い方を紹介しました。
他のLOD計算であるINCLUDE関数やFIXED関数と比べて、除くという考え方になるので取り扱い時には注意が必要になります。
LOD計算を使用できるようになると集計・分析の幅が広がりますのでぜひ覚えてください！
今回のLOD計算も含めTableauの学習にはUdemyや書籍がおすすめです。
私もスキルアップでかなりお世話になったコンテンツですのでぜひ参考にしてください！
