社員の平均年収で有名なキーエンス。
もちろん給与だけでなく、利益率や成長面でも注目されている企業です。
その圧倒的な成果を支えているのが社員のパフォーマンスです。
キーエンスの社員がどのように成果をあげているかが仕事の数値化でそれをまとめたの書籍「数値化の魔力」を今回は紹介していきます。
キーエンスの数値化
キーエンスだけでは「目標」だけでなく、「プロセス」まで可視化します。
また、組織レベルだけでなく個人レベルまで落とし込むことで、個人のパフォーマンス向上につなげています。
数値化と言われるとプレッシャー、ストレスになると思われがちですが、キーエンスの数値化は逆にそういったものを取り除き、パフォーマンスをあげるためのものになります。
その数値化の方法のなかで気になったポイントを次章から紹介していきます。
ポイント
仕事の結果は確率を高めること
仕事で確率というと?となる方が多いと思います。
この理由はビジネスでは基本的に相手がいるからです。
相手が思うように動いてくれるかは相手次第で、思ったように結果がでるかはわからないため、確率となります。
この確率を理解せず、違う数値を追うと努力が違う方向となり、結果も思ったようなものから離れていきます。
仕事の結果は行動量×行動の質
仕事の結果は行動を起こすことでしか生まれません。
そのため本書では仕事の結果=行動量×行動の質で定義しています。
行動の量が多くなれば、結果も大きくなってきますし、質があがれば行動量が伴わなくても結果が大きくなります。
ここで大切なのは行動の質に確率が含まれるということです。
本書の例でもありますが、商談の成約数を目標にあげていれば商談のアポイント×成約率となります。
アポイント数が行動量になりますし、成約率が行動の質になります。
成約率は最終的に相手の判断が入るので確率となります。
このように行動量と行動の質を分けて管理すると結果につながります。
まずは行動量を増やす
仕事の結果は行動量×行動の質とのことですが、まず大事になるのは行動量です。
行動量は具体的に何をやったかを表す数値であり、自身の行動の結果になるので相手の判断が入りづらく客観性が高いものになります。
自身の努力次第で結果に変えられるところですのでまずは注力する部分になります。
また、行動した結果は振り返りを行うことでウィークポイントを把握することができ、努力する部分・しない部分を分けることができます。
そのためまずは行動量になります。
おすすめ本「数値化の魔力」
キーエンスの数値化のポイントをまとめた「数値化の魔力」を紹介しました。
一部気になった点を紹介しましたが、本書では行動の質についてや振り返り、具体例など他にも内容が多く含まれています。
仕事の数値管理に困っている方はぜひ手に取ってみてください。
その他数値化についてもっと学習したい方は、おすすめ本をこちらでまとめていますので参考にしてください。