世の中には多くの資格がありふれています。
そのためおすすめの資格はなに?逆に役に立たない資格はなに?という疑問をお持ちの方が多いと思います。
受験する人によっておすすめ・おすすめしないが変わってくるのでここでは資格を選ぶ際のポイントを紹介しています。
自分の仕事の分野や今後目指していきたい・活躍したい分野を考えながら、取得する資格を検討してみてください。
目次
おすすめ・おすすめしない資格の考え方
ここでは資格全般についての総論的なところを紹介していきます。
その資格が必要・不要となるかはその人次第になりますので、自分の専門分野、境遇、これから目指したい姿を検討して下記の4つのどれに当てはまるか考えてみてください。
- おすすめ1:業務上資格が必要なもの
- おすすめ2:資格を所持していることで高度な知識を有すると認識されているもの
- おすすめ3:基礎知識が習得できるもの
- あまりおすすめしない:活かせる場面が少ない資格
世間一般でおすすめ・取得が必須と言われているものが、おすすめ1とおすすめ2です。
その資格がないと仕事ができないものであったり、その分野での難関資格と言われるものはあなたにとってのおすすめ資格となります。
おすすめ3については賛否が分かれますが、自分の見識を広げるための資格で当サイトでもビジネススキルを高めるものについては紹介しています。
あまりおすすめできないのはその資格で学べる内容が薄く、仕事等に活かすことができず、自己満足で終わってしまうような資格です。
この分類は人それぞれですので、「おすすめ2の資格は不要で大事なのは経験だ」、「おすすめの3はそもそも不要」という人もいますし、「どの資格にも意味はある」と考える人もいます。
大切なのは学んだことをどう活かすか、どういうことをしたいかですので、資格取得にチャレンジしたいという方は闇雲に挑戦せず、今の自分に必要な資格から優先順位をつけて取得してみてください。
優先されるのはもちろんおすすめ1、おすすめ2に分類されるところですので、ここに挑戦しながら、見識を広める余裕があるときにおすすめ3の資格に分類されるところを検討してみてください。
おすすめ1:業務上資格が必要なもの
まずこの資格がないと仕事ができないといった資格がおすすめです。
ここに分類される資格はさまざまなものがありますが、その道で働きたいという方には必須の資格となります。
例えば医師は代表的なものとして挙げられます。
無資格では医師にはなれませんし、医療行為を行うことは法律で禁止されています。
仕事によっては、その仕事についてから資格取得を目指すという業種もありますが、多くがその資格がなければ仕事につけないものですので、おすすめというよりはその道を目指す人にとっての必須資格となります。
ここに分類される資格は難関資格であったり、専門知識を身につけないと取得できない資格が多いので、大学・専門学校や通学講座の利用も含めて勉強の計画をしっかりと立てましょう。
ここに分類される資格で注意したいのは、その道を目指す人はその資格を取得してくるということです。
そのため他人と差別化できないので自分なりの武器をつけていくには、さらなる勉強や新しい分野の開拓(別の視点を持つ)ことが大事になってきます。
おすすめ2:資格を所持していることで高度な知識を有すると評価されるもの
続いて紹介する分類はその資格を保持していなくても仕事はできるが、保持していることで高い評価を受けられるものです。
私が専門としている情報分野では、業務上必要な資格というのがあまりありません(必要なものはあります)。
しかしながら、情報分野の難関資格にあたるものは、会社から報奨金がでたり、評価の対象になります。
国の入札案件等でも入札要件として○○の資格保有者何人以上というものや記載するところがあるため、間接的にはなりますが仕事を進めていくうえで必要とされる資格になります。
こちらの資格も前章と同様難関資格であるものが多いです。
理論的な知識だけでなく、実務経験も積んでいないとなかなか合格できない資格も多いので、仕事に関わるところで選んでいきましょう。
ここに分類される資格で注意したいのは、難関資格であっても評価されるか評価されないかは勤める会社次第です。
分野違いの難関資格を取得していたらほとんど評価されませんし、その難関資格を正しく評価できない会社であれば正当な評価は得られません。
時間を費やして勉強する専門知識をどう活かすを考えて、資格を選んでみてください。
おすすめ3:基礎知識が習得できるもの
おすすめの3つめとして、基礎知識が習得でき、比較的簡単に習得できる資格です。
私の経験談になってしまいますが、社会人になって思ったことは、まだまだ知らない分野が多いなということです。
学生で勉強した内容だけでは、社会は生きていけないし、なんでこんな大事なことを少しでも学生の時に教えてもらえない・学んでこなかったのかという疑問が今もなおあります。
また、いろいろな考え方が常に生み出されている世の中で、専門知識1本でやっていくには厳しいと感じています。
そのため専門知識に専門分野とは異なる分野の知識を掛け合わせることが必要となってくると考えています。
そこでおすすめしたいのが今まで勉強してこなかった分野です。
専門知識はどんどん深堀していく一方で、自分の見識を広くしていく必要があります。
最初は基礎的な部分でいいと思うので、どんどん新しい分野の入門となる資格にチャレンジしてみてください。
ここに分類される資格は賛否が分かれるところで、不要と思う方にとっては取得しても意味がないという資格です。
上記にも書いた理由のとおりこれらの資格は必要と考えていますが、資格だけが知識を習得する方法ではないので、専門知識の資格取得や自分の目指したい姿と相談して取得を検討してみてください。
注意したいのは基礎知識ですので、例外はありますが会社等からの評価はあまり期待できません。
あくまで自分の見識を広めて、今後の成長のための資格というところが大きいです。
あまりおすすめしない:活かせる場面が少ない資格
最後に紹介するのは、あまりおすすめできない資格になります。
もちろん人によっては必要な資格でもありますので、私個人の意見になります。
おすすめできない資格は、人の役に立つ知識・技能が習得できない、習得できたとしても活かせる場面がかなり限られているものや個人の自己満足で終わってしまうものです。
こういった資格は評価もされないですし、なんのために資格をとったのかという状況にもなってしまいます。
また、資格によっては習得できる知識・技能の割には高額な受験料や更新料が取られるものがあります。
なんとなく響きがいいから、人気がありそうだからという理由で選択せず、この資格を通してこの内容を勉強し、この分野・業務で活かすということを明確にしたうえで資格を選んでみてください。
まとめ:おすすめ資格・おすすめしない資格の考え方
資格全般に対することということで、具体的にこの資格はおすすめ・おすすめしないという明示の仕方ではなく、考え方を紹介させていただきました。
資格取得にも費用はかかってきますので、自分が目指したい姿を考えて資格を選んでください。
大事なのは資格取得することではなく、その資格取得を通じて学んだことをどう活かすか、資格を取得した先にどういったことをしたいかです。
資格取得すれば評価があがったり、報奨金等がもらえたりしますが、それ目的では非常にもったいないです。
ぜひ資格取得で得た知識・技能を社会に活かしていってください。
- おすすめの資格は「業務上必要なもの」「難関資格といわれるもの」「自分の見識を広げられるもの」
- 大切なのは資格取得を通して学んだことをどう活かすか、取得した後にどういったこをしたいか