データを取り扱う上で欠かせないプログラミング言語の一つ「Python」。
そのPythonの基礎知識が問われるのが「Python3 エンジニア認定基礎試験」です。
その「Python3エンジニア認定基礎試験」を受験してきたので、試験の概要から勉強方法・受験日当日を紹介していきます。
目次
Python3エンジニア認定基礎試験とは?
概要
Python3エンジニア認定基礎試験はPythonの基礎文法を問われる資格となります。
Pythonに関わる資格は「Python 3 エンジニア認定実践試験」「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」などがあり、そのなかでも基礎資格にあたるのがPython3エンジニア認定基礎試験です。
合格ライン
問題数は40問で、合格ラインは70%となります。
受験料金
受験料金は10,000円(税別)、学割利用の場合は5,000円(税別)となります。
試験方式
CBT方式になり、テストセンターで予約ができれば好きなタイミングでいつでも受験ができます。
おすすめ勉強方法
管理人が勉強・受験してみてのおすすめ勉強方法を紹介します。
Python、プログラミング経験の有無で勉強方法が少し異なるので、それぞれ紹介します。
Pythonまたはプログラミング経験がある方
Pythonまたはプログラミング経験がある方は試験範囲であるテキストで学習、模擬問題を解くのがおすすめです。
「Pythonチュートリアル」のテキストが試験範囲になるのでまずはこちらを一読します。
Web版で無料版もあります。
Python経験者は自身の知識の整理に、他のプログラミング経験がある方はPython特有の文法を学んでいただければと思います。
その後、模擬問題の取り組みとしては下記がおすすめです。
大切なのは文法・使い方を覚えることであって、模擬問題の解答を暗記することではありません。そのまま出題されるわけではないので、どうしてその回答になるかをしっかりとおさえましょう!
Python・プログラミングの経験がない方
Python・プログラミングの経験がない方はまず入門テキストでの勉強がおすすめです。
この試験を機にプログラミングに挑戦する方にとって上記で紹介した「Pythonチュートリアル」の本は少々荷が重いです(一度Web版を見ていただいて問題なければ大丈夫です)。
そのためまずはプログラミングとは?Pythonとは?から入門レベルで入るテキストからのスタートが挫折せず取り組めるのではと考えています。
スッキリわかるシリーズの「スッキリわかるPython入門」がおすすめです。
こちらで一通りPythonの基礎が身につけば、「Pythonチュートリアル」のテキスト、模擬問題といった形で学習してください!
学習のポイント
試験勉強をするうえで一つポイントを紹介します。
学習という観点ではテキストをまんべんなく読んでいただきたいですが、試験では各章ごとに出題率が設定されているので出題率が高いところを重点的に学習することで合格に近づきます。
※試験概要のホームページから抜粋(2024年6月時点)
赤枠で囲ったところをすべて正解すれば70%ラインを超えるので、赤枠で囲った章は重点的に学習してみてください。
また、1章も文章量としても少ないので、1問だけですが必ず点を取りたい章です。
一通り学習んが済んだ方はぜひ主題数が多いところを重点的に学習してください。
受験記
申し込み~試験当日
この章では具体的に申し込みから試験当日までの状況についてかいつまんで紹介しますので、受験の参考にしていただければと思います。
申し込みは株式会社オデッセイ コミュニケーションズのWebサイトで申し込みを行います。
受験したい会場を選び、申し込みます。
申し込み後、Odyssey IDの取得登録が必要になります。
すでに他の試験でIDの登録がお済の方は不要です。
このIDは試験時にも利用するので必ず取得しましょう。
私は申し込みそのものは1週間前に行いました。
テストセンターが空いていて、期日までに受験料が払えれば直前まで申し込みすることができます。
試験当日は申し込んだ会場の指示に従って、向かう形になります。
持ち物としては下記になります。
- 身分証明書
- Odyssey ID(とパスワード)
筆記用具等も持ち込みできないので、他の資格試験に比べるとかなり身軽です。
試験会場で受付をすませば、受験するPCのところに案内され、受験スタートです。
受験終了後はその場でレポートが表示され合否がわかります。
登録したOdyssey IDを利用して、自宅でもレポートを見ることができます。
受験しての所感
資格試験を受験してみて、感想をいくつか載せておきます。
- Pythonチュートリアルの読み込みと模擬問題でなぜその解答になるかの確認が大事。
- 問題のレベル感としては模擬問題と同様くらい。
- 時間はかなり余った(見直し入れても20分程度だった)
- 学習時間はトータル30時間程度。
- これから本格的にPythonを触っていくタイミングでしたのでいい勉強になった
まとめ:Python3エンジニア認定基礎試験
Python3エンジニア認定基礎試験について試験概要、勉強方法、受験記を紹介しました。
基礎試験ということで受験者の合格率も高い資格ではありますが、油断は危険ですのでこちらの記事を参考に学習を進めていただけると幸いです。