通勤するだけで疲れるな、満員電車はつらいなと思いながら通勤している方は多いのではないでしょうか。
その通勤時間について私たちはどういった認識を持っているでしょうか。
非効率な時間を少しでも減らすために、通勤時間について改めて考えてみましょう。
- 通勤は無駄な時間!?
- 通期時間を改善する方法
通勤時間はどれくらい?
総務省の平成28年社会生活基本調査によると日本の平均通勤時間は1時間19分となっています。
関東圏や関西圏ではこの平均時間より長く、最も長い神奈川県では1時間45分とのことです。
週5日仕事に出ているとすると、
- 1週間で約6時間40分
- 1カ月で約30時間
- 1年で約360時間=15日
を通勤時間にかけていることになります。
これだけの時間を私たちは有効に使えているでしょうか?
通勤の環境
通勤方法は人それぞれです。
タクシーなどで快適に通勤という人もいるかもしれませんが、多くの人が電車・バス・自家用車・徒歩などで通勤されていると思います。
通勤方法は多種多様ですが、どの方法も多くのデメリットがあります。
バスや電車の場合
- 横にいる人の体臭や香水の匂いが臭い
- 周りがうるさい
- 揺れる
- 座れるとは限らない
なにかを作業するには非常に環境が悪く、ストレス・疲れがたまっていきます。
徒歩・運転の場合
- 運転や歩くなどその行為に集中していなければならない
こちらは集中しないと事故が起きますし、運転は慣れている方でも自然に疲れがたまってきます。
共通して言えるのは、なにかするには効率が悪く、生産性が低い時間ということです。
このような生産性が低い時間が毎日1時間以上あるのが通勤時間です。
この時間を我慢して得られるのは、満額もらえるかわからない通勤手当くらいで、仕事をする前、した後に無駄な残業をしているようなものです。
通勤時間≒無駄な時間(生産性が低い時間)という認識を持ちましょう。
通勤時間を改善する
通勤時間≒無駄な時間である認識を持っていただいたところで、この無駄な時間を改善する必要があります。
そこで通勤時間を改善する方法をいくつか紹介していきますので、こんな方法は無理だとは思わず一度考えてみてください。
引っ越す
今すぐ引っ越ししてください!というのは現実的ではありませんが、引っ越しができるタイミングというのは何回かやってきます。
賃貸契約の更新時期、家やマンションを買う、異動に伴い強制的に引っ越しなどと多い人は1、2年ごとにやってきます。
家賃に重点を置きがちですが、通勤時間にもついてもしっかりと考慮するようにしましょう。
通期時間が1時間短くなり、その分を副業にあてて、高くなった家賃分以上を取り戻すといったこともできるので、家賃の安さだけに飛びつかないようにしましょう。
転職する
こちらも通勤時間だけで、はいそれと転職することはできないかもしれませんが、転職するきっかけの一つにはなります。
職場のまわりにも家賃があまりにも高すぎて住めない、逆に職場の周りには何もなくて生活するのに困るレベルといった場所では、職場近くに引っ越すことはできません。
そうすると1年で15日も通勤時間にあてることを考えると、本当に今の仕事で時間を有効に使えているのかと疑問を持つ形になります。
転職しようかと悩んでいる人は、仕事内容のほかにも今の通勤時間はどうなんだ?と検討する要素の中に入れてみてください。
また、最近はリモートワークができる仕事も少しずつ増えてきているので、リモートワークでの仕事も可能かという点も転職先の検討に入れてみてはいかがでしょうか。
通勤方法を見直す
「引っ越す」「転職する」はなかなかハードルが高いと思いますのが、こちらの「通勤方法を見直す」からすぐにでも行動できる内容となっています。
まずは通勤方法を見直すことです。
様々な通勤方法がありますが、その通勤方法は最適化されているでしょうか。
徒歩で歩いているルートは会社までの最短ルートでしょうか?
電車での乗り換えルートは今のルートが最短でしょうか?
新しい道ができたり、駅ができたりと通勤環境も日々変わっています。
一度地図や乗換案内とにらめっこしてみてください。
私も自宅から会社までいくつかのルートがありますが、いくつか試してみて一番時間のかからないルートを採用しています。
働き方を変える
新型コロナの影響もあって、テレワーク制度を導入する会社が増えています。
職場で働くだけでなく、家や近くのネットがつながるスペースで働くといった働き方ができるようになりつつあります。
家でのテレワークであれば通勤時間が0になるので、おすすめしたい働き方です。
ただテレワークをすることで、仕事の効率が悪くなり、仕事時間が延びてしまっては元も子もないので気をつけましょう。
通勤時間を有効に活用する
最後に紹介するのは通勤時間を短くするのではなく、有効に活用することについてです。
通勤時間を短くする努力をしても、多くの人は通勤時間そのものがなくならいと思います。
常に短くする努力は必要ですが、通勤している時間を無駄にしないためにも有効に活用する方法もあわせて検討する必要があります。
通勤時間を有効に活用する方法は別記事で紹介していきますが、ポイントとなるのは「通勤時間は作業をするには環境が悪く、生産性が低い時間」ということです。
通勤時間で重要なタスクをしようとしてもはかどりません。
そのため作業効率が悪くなる前提のもとでできることをやりましょう。
また、よく通勤時間で寝ているのはダメだと言われますが私はそうは思いません。
生産性が低い時間ですので、逆にこの通勤時間で休んで、仕事や帰宅後を集中してがんばるというの一つの選択肢と考えています。
ライフスタイルや通勤方法にあった時間の使い方を考えてみて下さい。
こちらで有効に活用する方法を紹介していますので、良かったらご覧ください。
まとめ:通期時間を見直ししよう
通勤時間を改めて考え、見直しすることについて紹介しました。
時間を奪い、疲れやストレスがたまる通勤時間。
その辛い時間を我慢するのではなく、どうやったら通勤時間を短縮できるのか、どうやったら有効に使えるのかを考えていきましょう。
- 通勤時間は無駄な時間(生産性が低い時間)
- まずは通勤時間を短くする努力をする
- 通勤時間は作業をするには環境が悪いことを前提に有効に使う方法を検討する