データベースを取り扱う上で必須のスキルSQL。
データを活用することが増えた中で、エンジニアの必須のスキルの一つ言っても過言ではない物となっています。
このSQLを1から学習したくて、数あるデータベース・SQLの教材から良い教材を探しておられる方も多いと思います。
そこで、SQL初心者向けのテキスト・参考書をここでは紹介していきます。
入門レベルのSQLはすでに習得していて、脱初心者に向けてさらにSQLを学習したい方はこちらをご覧ください!
初心者向けSQLおすすめ本
SQLとは
SQL(Structured Query Language)とはデータベースを操作や定義する言語の一つです。
データベースごとに文法は一部異なりますが、ISOで標準化が行われていることから、大きなところではどのデータベースも類似した言語になっています。
SQLの文法としては大きく3つに大別されます。
- データ定義言語(DDL:date definition language)
- データ操作言語(DML:data manipulation language)
- データ制御言語(DCL:data control language)
このなかで、初心者がまず抑えて起きたのが、DMLです。
データの検索を行うselectもここに分別され、データを抽出する・加工するといったところは業務でも一番使用すると思いますのでまずはこちらをしっかりと学んでいきましょう。
おすすめ本
前章でもお話ししましたが、まず初心者はDMLの部分をしっかりと勉強していきましょう。
そのDMLを学ぶことができ、演習問題や操作環境についても説明があるものとして次の2冊をおすすめ本として紹介します。
どちらもSQLをこれから学んでいくという初心者の方にもわかりやすく説明していますのでおすすめとなります。
また、あまりSQLを体系的に学んでこなくて基礎からやり直したいという方にもおすすめです。
逆に、普段から実務でSQLを書いていて一通りの文法を抑えている、データベース全般の知識もある方にとっては、物足りないものとなります。
スッキリわかるSQL入門
DML中心にSQL全般、データベースの基礎を紹介した1冊です。
図解が多く、初心者にとってもデータがどのように取得されるかがわかりやすい思います。
また、Web環境が付属されており、データベース環境を構築しなくてもWeb環境でSQLの練習をすることができます。
SQLをメインとして、データベース全般の基礎知識をつけていきたい方にはおすすめです。
SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作
DMLに主軸を置いた1冊となります。
前章で紹介した「スッキリわかるSQL入門」よりはカバーしている文法の範囲は広いです(ただし入門レベル範囲としてです)。
一方でデータベース全般の知識部分は少ないと感じています。
データベースの環境としてはPostgre SQLの環境を使用することになっており、インストール方法を冒頭で紹介しています。
まずはDMLをしっかりと学びたいという方にはおすすめの1冊で、こちらに記載がある文法をおさえておけば、現場で使用するDMLの多くをおおむねおさえることができると思います(もちろん、現場ではいろいろと組み合わせたりして使用していくので、そこから経験やより深い知識は必要になります)。
まとめ:SQL学習におすすめの本・テキスト
初心者向けのSQL学習におすすめの本として、2冊紹介いたしました。
どちらもまずはおさえておきたいDMLを中心に取り扱っており、データを操作できる環境についても準備・説明がされています。
データベース全般の知識もつけ、資格試験も視野に入れていきたいという方ですので、演習問題も整備されている「スッキリわかるSQL入門」。
あまり幅を広げず、まずはしっかりとDMLを勉強していきたいという方には「SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作」がおすすめとなります。
自身に合ったテキストを選んでみてください!