私たちの生活では「色」の影響を大きく受けています。
その「色」について学んで、うまく使うことができれば生活や仕事がよりよいものになります。
そんな色を学ぶうえでどんな資格があるのか、どの資格を目指せばいいのか悩まれている方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは色彩にかかわる資格や色彩について学ぶ理由を紹介していきます。
- 色彩はどういった場面に活用できるか?
- 色彩に関わる資格はどんなものがある?
- おすすめの資格は?
目次
1. 色彩はどういった場面で活用できるか?
こんな経験はないでしょうか?
どうして色について学ぶ必要があるのか?と思っている人もいるでしょう。
みなさん、こんな経験はないでしょうか?
- 服選びに色の組み合わせが悪く、その組み合わせは微妙と言われる
- せっかく購入した家具が部屋の色と合わなかった
- 仕事で作った説明資料が配色やデザインが悪くわかりにくいと言われた
- 化粧品の色の組み合わせが悪く、顔の化粧がまとまらない
こういった色にまつわる経験や悩みを持たれている方は多いと思います。
活用できる場面
前章で紹介したように色に関する悩みはみなさんの身の回りで持っていることがわかると思います。
色彩に関する資格と言うとデザイン系の人しか役に立たないと思いがちですが、こういった身近なところでも活きてきます。
私自身も色彩に関する資格としてカラーコーディネーターを勉強して、仕事での資料作りの質が向上しました。
データ活用の業務においてもレポートなどで説明資料は必須になるため、わかりやすい資料作りのためにも適切な色遣いは必須です。
服や家具などの色選びも良い組み合わせを選べれば楽しいですし、いつも違う色を使えればアクセントとして違う印象を与えることもできます。
もちろんデザイン系の仕事の人にとっては知識の整理にもなるので、色彩に関する資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
2. 色彩に関わる資格はどんなものがあるか?
色彩に関する資格は多くありますが、主要な資格は下記になります。
等があります。
それぞれ特徴がありますが、この中でも認知度・人気が高い「色彩検定」と「カラーコーディネーター」がおすすめとなります。
この2つは勉強するためのテキストや通信講座が豊富ですので、ポイントをおさえて勉強することができます。
3. おすすめの資格は?
ここではおすすめの資格の「色彩検定」「カラーコーディネーター」について紹介していきます。
どちらを選べばいい?
まずどちらの資格を選べばいいか迷うと思います。
極端なことを言えばどちらでもいいです。
ここでは色彩の知識がない方でも色彩の知識を学んで、日々の生活をよりよいものしてもらうことを目的に紹介しているので、どちらも色彩の知識を学べる資格ということでどちらでもいいというのが結論です。
大切なのは学んだことをしっかりと日々の生活や仕事に活かすことで、色を選ぶ場面で学んだ知識をもとに配色を考えていきましょう。
私自身のことをお話しするとカラーコーディネーターを受験しましたが、当時の受験目的は色彩の知識を整理したい、そして仕事に活かせるようになりたいでした。
そのため色彩検定、カラーコーディネーターどちらでもよかったのですが、横文字のほうがかっこいいという理由でカラーコーディネーターを受験しました(適当ですね(笑))。
結果として色彩の知識を学ぶことができ、仕事の資料作りに活かせているので勉強してよかったと思っています。
色彩検定(3級)
おすすめの資格の一つである色彩検定についてもう少し詳しく紹介していきます。
色彩検定(3級)の概要は下記になります。
認定機関 | 色彩検定協会 |
受験料 | 7,000円 |
試験月 | 6月、11月 |
合格基準 | 70%前後(変動あり) |
受験資格 | なし |
参考:色彩検定公式ホームページ
3級では初めて色を学ぶ人向けで、光と色、色の分類と三属性、色彩調和など基本的な事柄が問われます。
色彩検定のより詳しい内容が知りたい方はこちらをご覧ください。
カラーコーディネーター(スタンダードクラス)
続いてもう一つのおすすめであるカラーコーディネーターについて紹介していきます。
カラーコーディネーター(スタンダードクラス)の概要は下記となります。
認定機関 | 東京商工会議所 |
受験料 | 5,500円 |
試験月 | 6月~7月、10月~11月 |
合格基準 | 70% |
受験資格 | なし |
2020年度から試験区分が「1級」「2級」「3級」から「アドバンスクラス」「スタンダードクラス」の2つに変わりました。
また、試験の方式もIBT形式のインターネット経由での試験となります。
スタンダードクラスでは生活と色の効用、色を自在に操る方法、きれいな配色といった日常から見た色彩に関わる基礎知識が問われます。
カラーコーディネーターの詳しい内容が知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ:色彩に関わる資格
色彩に関わる資格とそのおすすめ資格として「色彩検定」「カラーコーディネーター」を紹介しました。
様々な場面で色を選択する機会は多くあります。
そこで調和がとれる配色、アクセントとなる配色を選べるかはみなさんの知識次第です。
色彩の資格は私たちの生活や仕事をよりよいものにしてくれるのでぜひ勉強してみてください。
最後に今回のポイントになります。
- 色彩の知識はデザイン関係の仕事だけでなく、身の回りの生活や仕事でも活かすことができる
- おすすめの資格は「色彩検定」と「カラーコーディネーター」