意思決定のためにデータの可視化・分析を実現する「Tableau」。
このTableauを含むBIツールのニーズは年々増加しています。
そのTableauについて勉強するために本を探している方も多いのではないでしょうか?
意外とTableauに関する書籍は多いものの、本屋には置いておらずどれくらいの内容かがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここではTableau初心者・これからTableauを触ろうという人向けに、おすすめ本を紹介していきます。
目次
Tableauを勉強するには?
Tableauは初心者にも簡単に操作できるようなコンセプトで作られていますが、それでも一定の勉強は必要です。
勉強方法にはさまざまものがありますが、まず一番に思い浮かぶのはテキスト・参考書からではないでしょうか。
ここではTableau初心者向けに、操作方法などが勉強できるおすすめ本として次の4冊を紹介していきます。
- Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック
- Tableauによる最適なダッシュボードの作成と最速のデータ分析テクニック
- Tableauデータ分析 ~入門から実践まで
- TableauビジュアルWeb分析
また、あわせてTableauの操作方法以外にも知っておいた方が役に立つ知識のところとして追加の4冊を紹介します。
参考書、テキスト以外にもTableauの勉強方法は多くあります。
こちらで他の勉強方法にも紹介しているので、自分に合ったものを選んでみてください。
Tableauのおすすめ本
Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック
Tableauの概要から、データ接続、基本的なチャートづくり、ダッシュボードづくりをまとめた1冊です。
結合や集計計算の部分は次で紹介する本でメインに記載されていますが、こちらの本でも簡単に触れられています。
フルカラーで操作方法も細かく載っているため、初心者向けのテキストになります。
基本の棒グラフはどう作る?書式設定は?といった内容からしっかり書かれているのでTableauはじめて触りますという方でも十分理解できる書籍になります。
私もこの本から勉強をはじめましたが、Tableauに慣れた今でもちょっと調べたいことがあるといったときに重宝しています。
Tableauによる最適なダッシュボードの作成と最速のデータ分析テクニック
前章で紹介した本の続きと考えていただければというレベル感の本です。
まったくの初心者がこの本から始めるのは厳しいですが、入門レベルで勉強していたいところが含まれているので前章で紹介した本とセットで購入されることをおすすめします。
内容としては効果的な表現の仕方、LOD計算を含む集計計算、複数のデータの取り扱い(結合、リレーションシップ、データブレンドなど)が紹介されています。
こちらの本もフルカラーで操作方法も細かく載っているため、わかりやすい作りになっています。
基本的なチャート作りはすでにOKで、わかりやすいダッシュボードを作りたい、複雑な機能を実装してきたいという方におすすめです。
Tableau入門、初心者という方は前章の本とあわせてセットで購入いただければと思います!
Tableauデータ分析 ~入門から実践まで
今回紹介する本で一番分厚く、お値段も一番高い本がこちら。
ただその分TableauとはチャートづくりやLOD計算を含む集計計算はもちろん、分析や応用事例の紹介といったところまで掲載されています。
手順は前章に紹介した書籍よりは細かくありませんが、それでも図が多いためわかりやすいものになっています。
データの可視化だけにとどまらず、分析まで考えて勉強をしていきたいという方にはおすすめとなります。
TableauビジュアルWeb分析
Tableauの手順を細かくまとめたというよりは、ポイントになるところをまとめた一冊。
完全初心者には少し難しいかもしれませんが、データベースやBIツールを少しでもかじったことがある方にはちょうどいいレベルとなります。
また、この本はこれまで紹介した書籍と比較するとお値段もお手頃です。
この記事を書いた2024/2時点ではkindle Unlimitedでも閲覧可能ですので、契約されている方は簡単に目を通してみるのをおすすめします。
また、執筆者の木田さんはUdemyのTableau講座でも有名な方です。
udemyでおすすめしたいTableau講座の動画はこの方のものになるので、気になる方はこちらもご覧ください。
一緒に読みたいおすすめ本
データビジュアライゼーションの教科書
タイトルの通り、データをどのようにビジュアライゼーションするのがいいかをまとめた本です。
グラフを例にこういう表現がいい、逆にこういった表現の仕方はよくないという形でまとめられています。
また各グラフの特徴やデータの種類についても紹介されており、用途にたいしてどのグラフや表現をすればいいかが紹介されています。
データ視覚化のデザイン
ビジュアライゼーションの教科書に引き続き、デザイン面についてまとめた書籍となります。
前半はデータ視覚化の基礎知識や上手く見せるためのコツ、後半は具体的な事例やどう組織でダッシュボードを活用していくかについて解説しています。
ある程度チャートやダッシュボードは作れるようになったが、デザイン面が不安、うまく相手に分析結果が伝わっていないという方におすすめしたい1冊です。
データドリブンの極意
データリテラシーの基礎についてまとめた1冊がこちら。
Tableauを取り扱う以上、データに関わる知識とは切っても切れない関係です。
そのためTableauしか触らないという方であっても、データに関わる基礎知識は一通りあったほうが業務が捗ります。
この本では難しいデータベースや統計学の解説というわけではなく、全ての人向けてデータリテラシーを学んでほしいというコンセプトで書かれているので、データについて広く・浅く学ぶことができます。
Tableauをきっかけにデータ分野やIT分野に入るという方におすすめです。
分析者のためのデータ解釈学入門
データの捉え方や統計学の知識を強化したいという方におすすめなのがこちらの一冊。
統計学の知識を中心にデータをどう見ていくかを解説しています。
データの性質やバイアスというところからはじまり、分析や検定について紹介しています。
まったく統計学や数学になじみがない人ですと入門以上のレベルになってしまいますが、少しかじったことがあってレベルアップしていきたいという方にはちょうどいいレベルです。
また統計検定2級以上の力を持っている方には物足りない内容になってしまいます。
Tableau初心者でこれから統計も学んでいこうという人も多いと思いますので、その際にこの本を活用してみてください。
ビジネスダッシュボード 設計・実装ガイドブック
ダッシュボードの設計方法をまとめたのがこちらの一冊です。
Tableauの各チャートの作り方を学ぶの大切ですが、そこからビジネスで使えるダッシュボードを設計・実装できなければ意味がありません。
この本ではどのようにビジネス課題からデータの可視化につなげるかに焦点をあててまとめています。
具体的な操作方法というよりはダッシュボードの要件定義~保守までの各フェーズでのポイントをまとめていますので、これまで紹介してきた書籍とは少し毛色が異なります。
ビジネス課題とダッシュボードをどのように紐づけたらいいかわからない、ユーザーにとって見やすい・情報を伝えやすいダッシュボードを作っていきたいといった悩みを持った方におすすめです。
まとめ:Tableauが勉強できるおすすめ本
Tableauが勉強できるおすすめ本を紹介しました。
どの本も入門レベルとして丁寧に解説しているので、簡単に中身を見ていただいて、自身の好みやお値段で選んでみてください。
また、デザインやデータに関わる知識もあわせて勉強していきたいという方は追加で紹介した本も参考にしてみてください!
管理人おすすめは
この2冊となります。
初心者から勉強でき、中級者くらいまでのレベルまで学習することができます。
今回は書籍を紹介しましたがTableauの学習方法には様々なものがあります。
広く基本を学習したい場合は書籍がおすすめですが、ポイントを定め効率よく学習するには動画プラットフォーム「udemy」での学習がおすすめです。
こちらのページにTableauが学習できるおすすめudemyを紹介していますので気になる方はこちらもご覧ください。