データの利活用を推進するBIツール。
導入したいという要望は多い一方で、コストをかけたくないという声も少なくありません。
また、有料版を導入する前に無料で利用したい、学習で使用したいといった声も多くいただきます。
そこで数ある無料BIツールの中でも拡張性も含めたおすすめの無料BIツールを紹介していきます。
BIツールとは?BIツールの特徴はこちらの記事でまとめています。
おすすめの無料BIツール
さっそくですが、私のおすすめの無料BIツールは「Power BI」と「Looker Studio」となります。
どちらも有料版はありますが、使い方次第で無料版もおすすめとなります。
また、ビジネス利用はおすすめできませんが「Tableau」の無料版「Tableau Public」も参考として紹介していきます。
Power BI
Power BIはMicrosoftが提供しているBIツールとなります。
Power BIを無料で使用する際の特徴
- ローカルにDesktopツールをダウンロードして無料で利用することができる
- ダッシュボードの作成は無料で実施できる
- Officeツール含め多様なデータソースにアクセス可能
- 書籍や学習コンテンツが多い
- Web上での共有は不可(有料版で共有が可能)。作成した実ファイルを共有することは可能。
Power BIについて実際に使用したい方、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Looker Studio
Looker Studio(旧Google Data Portal)はGoogleが提供しているBIツールです。
Looker Studioを無料で使用する際の特徴
- クラウドでの使用のため導入コストが不要
- ダッシュボードの作成は無料で実施できる
- Googleツール含め多様なテータソースにアクセス可能
- メンバーとの共有が可能
- 書籍や学習コンテンツが少ないため学習しづらい
Looker Studioについて実際に使用したい方、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Tableau Public
SalesForce社が提供しているTableau。
その無料版がTableau Publicです。
BIツールの中でTableauは非常に有名でその無料版であるTableau Publicも有名ですが、ビジネス利用という観点ではおすすめできません。
Tableau Publicを無料で使用する際の特徴
- ローカルにツールをダウンロードして無料で利用することができる
- ダッシュボードの作成は無料で実施でき、制約はあるがおおよそTableauと同じ機能を利用することができる
- 作成したダッシュボードはクラウド上の公開となり、Tableau Publicのアカウントを持っている方は誰でもアクセス可能なためビジネス利用は難しい
- Tableauと異なり、使用できるデータソースに限りがある
ビジネス利用にはおすすめできませんが、Tableauの学習観点では非常に役立つツールです。
Tableau Publicを利用したい方、もっと知りたい方はこちらをご覧ください。
BIツールは有料版の必要があるか?
ここまで無料でも十分利用できるBIツールを紹介していきました。
ここで疑問に出てくるのは有料版を利用する必要があるかという点です。
私としてはビジネス利用をして、データ利活用を促進していくなら必要だと考えています。
BIツールの大きな役割をデータを可視化し、チーム・組織で共有し、施策につなげることです。
組織での共有という観点やスピーディーに共有することを考えるとどうしても有料版の機能は必要です。
一方でお試しで利用してみようというシーンであればまずは無料版で使用いただいて、運用に合わせて有料版を検討いただければと思います。
アカウント数によってコストも変わってくるのでまずはスモールスタートし、必要に応じたコストをかけることが適切です。
まとめ:おすすめ無料BIツール
おすすめの無料BIツールとして「Power BI」「Looker Studio」「Tableau Public」を紹介しました。
それぞれ少しずつ特徴が異なりますので、自身の環境に合ったものを利用頂ければと思いますし、無料ということで一通り利用するのも一つです。
ビジネス利用には不足な部分もありますが、学習利用には十分ですのでぜひBIツールを学習したい方は使用してください。
最後に各ツールのおすすめ勉強方法を紹介していきます。
ツール利用にあわせて参考にしてください。